シナジーカンパニーとの15年  感動、感謝、そしてこれからも・・・

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vol.60

シナジーカンパニーとの15年  感動、感謝、そしてこれからも・・・

【第一部 シナジーカンパニーという会社】

ミッチェルに初めて会ったのは2003年の夏。彫りの深い目ときれいに並んだ白い歯が印象的だった。シナジーカンパニーのあるモアブまで、自宅を出てからほぼ丸一日かかっていた。飛行機を乗り継ぎ、空港から2時間弱のドライブをして着いたところはまるで西部劇の舞台そのまま、タイムスリップしたみたいだ。赤茶色の山々、乾いた空気、砂漠、照りつける太陽の光が痛かった。

当時のシナジーカンパニーはスタッフ30人ほどのこぢんまりした田舎の会社という感じだった。ミッチェルのお兄さんが経理を担当していたり、地元の知り合いが働いていたりと、アットホームな雰囲気に満ちていた。けれども彼らが作る製品へのこだわりは尋常ではなかった。
質素な作りの工場の中に、まるまる一部屋分の大きな空気清浄機や浄水器があった。原材料のために温度管理がなされ、凍えそうななかで仕事をしている人たちがいた。何百という数の植物原材料のサンプルが整理された棚に収められ、どこもかしこも掃除が行き届いていた。機械のパーツは全てピカピカに磨き上げられている。それは製造が終わるたびに、3日間掛けてすべてのパーツを分解し、安全なオーガニック洗剤と大小のブラシ、そして綿棒まで使って徹底的に清掃しているからだ。
単なるきれい好き、というわけではない。前の製造に含まれていた原材料がわずかでも混入することで、アレルギーを発症する人がいるかもしれない。コンタミネーション(異物混入)を避け、ここでの製造は「安全です」と言い切ることができるよう、完璧を期しているのだ。

3日間ほどの滞在で、「隠すところはない」といい、社内のありとあらゆる場所を見せ、さまざまな人に合わせてくれた。働いている人たちは皆いい顔をしていた。作り出している商品、会社に誇りを持ち、待遇にも満足しているのだろう。そして私は思った。「会社のすべてがミッチェル・メイだ」。飾らない、おしゃれなどはしないけれど、必要なものは最高の品質を求めて妥協しない完全主義者だ。誰が見ていなくとも、見えないところまで誠実を尽くす。こだわりと鋭さ、厳しさ、けれども同時に、それをアットホームな暖かさが包み込んでいる。
私は一度の訪問で、シナジーカンパニーという会社を理解し、そして、そこから10回以上も帰ってくることになるこの場所が大好きになった。


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